京都府宇治市黄檗山の萬福寺京都府宇治市黄檗山の萬福寺

萬福寺で普茶料理

普茶料理(ふちゃりょうり)とは、中国から隠元禅師が日本に伝えた300年以上もの歴史を持つ精進料理です。精進料理といえば、野菜・豆類など、植物性の食材を調理して食べる仏教的なお料理。僧は肉食を禁止されていたので野菜や豆類、穀類を工夫して調理した料理が発展したんですね。

萬福寺で普茶料理のお弁当を頂きました

風味豊かで見た目も美しく盛りつけられる普茶料理は、高タンパク・低カロリーで栄養面にも優れ、「普く(あまねく)大衆と茶を供にする」という意味を含み、席に上下の隔たりなく一卓に四人が座して和気藹藹のうちに料理を残さず頂くのがお作法だそうです。

中国文化と日本の自然の産物を融合したお料理は、野菜のみで作ったとは思えないコクとメリハリのある味付けで、大変おいしく頂けました。

禅宗では「五観の偈(ごかんのげ)」という戒律があります。
物を無駄にしない、日本の「もったいない」という伝統精神を思うと、ありがたく共感する事ばかりです。

黄檗山萬福寺は1661年に中国僧 隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師 によって開創

<五観の偈>~ごかんのげ~ 解説

一、この食事が、多くの人々や生命に支えられていることに感謝します。

二、自らの行いがきちんとしているかどうかを反省して、食事をいただきます。

三、食事の量や内容にかかわらず、正しい心で残さずいただきます。

四、食事は身と心の健康を保つための、一番の薬です。

五、自分の仏道修行、目標、責務を成し遂げるための食事です。

お寺の方によると、春や秋などは大変多くの人で賑わうそうですが、私が訪れた日は、真冬の小雨の降る昼下がり。お寺には誰も参拝の方がおられず、都会の喧騒を忘れる、荘厳な空気が流れておりました。

中国文化と日本文化の融合建築が鮮やかで美しく、大変おすすめの観光コースです。
普茶料理は事前の予約が必要です。
詳しくは、萬福寺のWEBをご覧ください。
http://www.obakusan.or.jp/fucha/index.html