地域の野菜
どんな野菜も、新鮮であることはもちろん、旬の時期に食べるとおいしいものです。そのためには、できるだけ身近な地域で生産された野菜を食べたいです。
自然環境は、太陽の光・大気・水・土などから成り立っており、私たちの身体は地域の環境によって作られています。私たちがいつも身体に取り入れているものと同じ空気や水で育ち、身近な土地の養分を吸った野菜を食べることは大変身体によいことです。
また、遠くから時間をかけて運ばれてくるものよりも、身近なところで取れた野菜や果物の方が、より新鮮です。旬の野菜を一番良い状態でおいしく食べることができます。
ファストフードの席巻、地域の郷土料理の消滅、人々の食品に対する興味の減退を危惧します。
また、現在のスーパーで見かけるほとんどの野菜は「F1種(一代交配種)」という種から育てられて、異なる性質の種を人工的にかけ合わせたもので、形が揃う、見た目がよい、すぐ大きくなるなどの特徴を持っています。
効率性・経済性を求める風潮の中で、農家の種採りの苦労をなくし、形や色、大きさの均等さが求められる市場に多くの作物を出荷できるので、またたく間に全国に広がりました。F1種の性質が続くのは一代限りなので、農家は毎年種苗会社からF1種を購入しなければなりません。
一方で在来品種は、何代にもわたり各地域の風土に適合しながら絶えず選抜・淘汰され、遺伝的に安定しています。そして豊かな風味を持ち、それぞれの地域に根ざした作物に育ちます。自家採種で、持続的に同じ作物を育てることもできます。ただ、形や色、大きさがそろわないこともあり、経済性などの観点から、在来作物は作られなくなってしまいました。
流通のグローバル化によつて海外からの野菜も多くなってきました。
日本には各地に伝統的な地域野菜が多くあります。
京都ベジボラでは各地の伝統野菜を紹介していきます。

ベジラボブログ編集部

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